石油・ガス産業でもフッ素を含んだゴム材料(非水溶性PFASの一種)がシール材として利用されています。原油や天然ガスを掘り出して取り出す時、そして取り出したものをきれいにする時、ゴム材料は極端な高温や化学物質にさらされます。ですので、この様な過酷な環境に耐えられるゴム材料を選ぶ必要があります。FFKM(パーフロ)と言われるゴム材料は300℃程度での高温にも耐えることができます。これはフッ素を含まない材料ではとてもできないことです。PFASは分解されにくいフォーエバー・ケミカル(永遠の化学物質)とも言われますが、その性質を良い形で利用している例ですね。
