できる対策

PFOA等の漏洩・暴露が発生した企業に期待すること

1.(元)従業員、地域住民への健康診断・補償

2.汚染された近隣土壌や河川等の浄化

→浄化作業は企業の敷地内だけでなく、敷地外に対しても責任を持って実施すべきと考えます

(1)地下水の揚水・浄化を行えば、高濃度で存在している汚染物質を取り除くことができ、近隣の住民・畑・水生生物等への取り込みを抑えることができると期待します。浄化作業のための拠点が必要と考えますが、地域の公園や空き地などを借りれないか試みることを提案します。

(2)複数の自治体が、活性炭によるPFAS除去の実証実験を行っているそうです。これを自治体のみでなく、漏洩企業も実施していただきたいと考えます。実際にPFOA等除去の効果がどの程度認められるか、私も把握できていませんが、汚染してしまった地域河川を浄化する試みに取り組む責任があると考えます。

ABOUT ME
神原 將
お茶の水女子大学・URA。有機フッ素化合物の研究を支援し、実用化を目指して活動中。水溶性PFAS問題について化学者の視点から発信します。 PFASに関する講演、ご相談を受け付けています。大阪大学大学院・工学研究科・応用化学専攻(修士卒)→ダイキン工業・研究員→お茶の水女子大学・研究員を経て現職。