当ブログを読んでくださっている皆さんはご理解いただけていると思いますが、「PFASに該当する数千~1万種の全ての物質が危険である」というのは誤情報です。ですが、こういった誤情報が拡散されている様に感じています。今回は「なぜこの様な誤情報が拡散されるのか」について、AIに質問してみました。その結果を以下に転記します。
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<質問内容>
なぜ「PFASに該当する数千~1万種全ての物質が危険である」という誤情報が拡散されるの?
<AIの回答>
「PFASに該当する数千~1万種全ての物質が危険である」という誤情報が拡散される理由は、以下の複数の要素が複雑に絡み合っているためです。
- 一部の有害PFAS(PFOS・PFOA等)への過度な一般化
規制や報道の中心は発がん性など健康リスクが科学的に指摘されているごく一部のPFASです。この限られた有害物質への注目が「全てのPFAS=危険」という誤った印象につながっています。 - PFASというグループ名の誤解
「PFAS」は数千~1万種以上の性質も毒性も異なる物質群の総称です。しかし、一般向けの情報ではこの違いが十分解説されず、一括りで危険視されやすい状況があります。 - 報道・リスクコミュニケーションの問題
一部の有害PFASの汚染や規制強化が強く伝えられ、「PFAS」という言葉自体が“危険物質”の代名詞になりがちです。リスクありと断言できないPFASとの違いが報道などで整理されないまま拡散されています。 - 科学データ・評価の困難さ
多数のPFASは十分な毒性試験データがなく、科学的な知見が限定的です。このデータ不足の不安や慎重姿勢が「全部危険」という極端な表現に集約されてしまう傾向があります。 - “ゼロリスク信仰”と社会的関心の高まり
化学物質リスクに対する「ゼロリスク」を求める社会風潮や、SNS等での不安拡散も、全て有害論の温床になっています。
結果として「PFASすべて危険」という情報は、科学的な根拠に基づくものではなく、一部の実証された有害物質から多様なPFAS全体への誤った一般化—すなわち「部分から全体への飛躍」によって拡大しています。
まとめ
この誤情報が広がる背景には、科学的説明の不足や一部物質への注目、社会心理、リスクコミュニケーションの課題が複合的に作用しています。「PFAS」という言葉に一律の危険性を結び付けるのは適切でなく、物質ごとの個別評価が不可欠です。
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以上となります。製造企業、政治家、報道機関の皆さんには、人類のためになる様な、冷静で的確な行動をお願いしたいと強く願います。